■各ブロック長ご挨拶
【東北・信越ブロック】 石澤 春喜
[岩手県ビル管理事業協同組合]
今から23年前の平成2年10月、岩手県ビル管理事業協同組合の呼びかけで全国から盛岡に集まった 11の協同組合は、小さな灯を広く大きな連帯の輪に広げました。
その輪が連絡協議会となり年月を経て全国のビルメン協同組合の集まり、連合会が設立されました。協同 組合活動こそ中小企業者の共通利益を求め生き抜く道ではなかろうか、次の世代に夢と希望をもたらすのが 我われの責務でもあります。ビルメンテナンス業界は、今、困難な時期に直面しています。
打破するには源流の流れを変えることも大切、21世紀の協同組合 活動の新たな流れに変えることを情熱的に指向しています。
ブロック会議の目的の一つに、連合会事業活動についてより具体化と推進、会員からの強い提言などを 吸い上げ生かす機能であり、また、ブロック会議では「格差」の違う組合間で事業活動について本音で語り 議論を交わし、よりよい方向を模索し連帯意識と友情を深めてゆきたいと心から望みます。
【関東ブロック】 竹中 信幸
[川崎市ビルメンテナンス業協同組合]
情報化時代のビルメンテナンス業界では品質低下につながる低価格入札・異業種の新規参入・公共工 事の凍結などあらゆる情報を駆使し努力しておりますが、なかなか良い環境になりません。
このような環境の中、関東ブロックは一地方として、まず団結を図って参ります。全国ビルメンテナンス 協同組合連合会は単一の組織として常に前進いたしますが、その力は、各ブロックに所属する会員のエネル ギーが源になっております。
公共調達における協同組合のあり方、また官公需適格組合の活用等、入札制度・契約制度の変化に対応す べく会員相互の力を結集し、組合および組合員企業の発展につながる活動を行っていく所存です。
【中部・北陸ブロック】 深谷 英一郎
[愛知県ビルメンテナンス協同組合]
この業界は、長引く不況と国・地方財政の逼迫により新規のビル建設は激減し、異業種からの参入と新規 開業者の増加により受注競争は一段と激しくなってきました。また、一部の官公庁物件に一般競争入札が導入 されたことにより県外業者の参加が容易となり、ダンピングによる落札が多発しております。私たちは、生き 残り更なる発展を求めて協同組合を設立し、今日まで努力を続けて参りました。
全国ビルメンテナンス業同組合連合会発足後16年目を迎えて、先ず、組織の拡大と財政基盤の確立に力を入 れると共に、情報活動を積極的に行い、事業が停滞している組合の活性化と共同受注事業の支援活動を行って参 ります。
相互扶助と共存共栄の精神を基本理念としてブロックの運営に当る所存であります。
【近畿ブロック】 東 義雄
[姫路ビルメンテナンス協同組合]
昨今の我が業界を取り巻く環境は、長引く経済不況の中で深刻な局面を迎えております。又、WTOに基 づく政府調達に関する協定の適用を受け一般競争入札によって異業種からの参入等、過当競争により価格破壊 を生じております。
この様な厳しい環境の中で、私ども業界の経済的な安定の確保とその保持等が責務であります。今後どのよ うに維持発展を図るかは会員の相互連携を今以上に密にし、新規事業の共同開拓そして情報交換や技術の向上 に努めることが、業界全体の発展に繋がるものと思われます。このような厳しい状況の動きの中において、会 員相互の連帯意識と団結をより一層かため、更なる業界の向上を目指すべく、近畿ブロックを預かり、連合会 を支える者として努力してまいりたいと考えております。
【中国ブロック】 澤田 英治
[広島県ビルメンテナンス協同組合]
ブロック内では、ビル建設の減少や規制緩和、逼迫する地方自治体の財政下で、既存の業務は激しい価格競争が 展開され、”ゆとり”のない経営がつづいています。
他方で、指定管理者制度等による新制度によって、官庁施設の運営・管理の民間開放が一層進んでいます。
このように既存市場と新市場とが並列する中では、契約制度の改善や設計に繋がるような情報交換や、協同組合間 の業務提携の支援を行い、各組合が反映できるよう積極的に活動してまいります。
【四国ブロック】 佐渡 康弘
[愛媛県ビル管理協同組合]
ここのところ、景気回復の波が中小企業にも広がりを見せ始めたと報じられておりますが、地方のわが業界にお いては、まだまだその影響を実感できない経営環境が続いているのが実情であります。
このような厳しい状況下において、適切なサービスを提供していくためには、入札参加業者の適切な選定、最低制 限価格制度の導入、複数年契約の採用等を行政当局に対して強く要望していくことが大切です。組合員相互の連帯意 識と団結をより一層深め、発注者に提案できる体制を整えていくことが重要であり、今後とも関係各位のご協力とご 支援をお願いいたします。
【九州ブロック】 古賀 孝
[筑後地区ビル管理業協同組合]
当連合会組織も思いおこせば、平成2年の岩手県ビル管理協同組合主催による全国大会を皮切りに、新潟 県、大分県と毎年全国大会が開催され、会員相互の情報交換に、あるいは親睦にと大いに役立ってまいりまし た。
この間に、発足以来中心的役割を果たされてきた横浜建物管理協同組合の平田二夫会長をはじめ事務局の方々 のご尽力により、組織も逐次拡大し“連絡協議会”から念願の“連合会”へと発展し、共同受注と共同購買に、 その活動が軌道に乗ってまいりました。
このような連合会の動きの中で、私ども九州ブロックでは、平成9年に第1回目、平成10年には第2回目の ブロック有志による会合を持ち、協会との兼ね合いもあり、九州全県の協組を網羅したブロックとしての体はま だですが、粘り強く会員拡大に努める所存であります。連合会加盟の皆さま方のご指導を心よりお願い申し上げ ます。